こんにちは。
フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。
今日は初詣を兼ねて、安産祈願に行った神社にお礼参りに行ってきました。自宅から近く、山の上にある神社で景色も綺麗なのでお気に入りです。境内までスロープがあるので、小さな子供がいても安心ですね。
今日は先日のお食い初めタイラバチャレンジの実釣編のお話です。
前回までの続きはこちら↓
目次
東京湾お食い初めタイラバチャレンジ、当日スタート!
今日は姫(女神)のための、お食い初めのマダイを獲るという重要なミッションの日。
姫(女神)の一生に一度しかないこのチャンス、父親として外すわけには行きません。
ここでミスを犯せば、一生言われ続けるわけですよ。きっと自分が墓に入るその瞬間まで言われ続けることは必至、ここはきっちりと父親としての威厳を見せなくてはなりません。今後の人生設計のためにも。
そんなことを考えていると、どうにもこうにも気持ちの昂りとともに、いつもの釣りにはない、独特のプレッシャーが。(笑)
いつもと雰囲気を変えたく、iPhoneのプレイリストにデフォルトである「90年代ミュージック」ってありますよね。懐かしさを覚えながら、おもむろにlet’s play!
うん、あのイントロですね。
♪げと、わいるッ、えんッ、たふッ、ひとり~では~♪
うん、今日はワイルドもタフも一切要らないです。どちらかというとソフトに、マイルドに、イージーに、マダイをゲットしたいですねTK。。。
そんなこんなで90年代ミュージックで若き日を思い出し、少しセンチメンタルになりながら新安浦港に到着。
釣りに行くときに、どんな音楽を聴いて行くのか、これ結構楽しみだったりします。おすすめの音楽があったら教えてくださいね。
自分も元DJパーソナリティとして、ちょいちょい紹介していければと思います。
長谷川丸さんの午後便の出船は13時、11時30分くらいに行くのがオススメ。
自宅から横須賀は新安浦港までは高速を使えば、スムーズに行けば40分くらいで着いてしまします。インターからも近く、付近にコンビニや食事ができるところも充実しており、ロケーションは最高ですね。
以下に長谷川丸さんの乗船手順をまとめておきます。
▼長谷川丸さんの乗船手順
- まずは受付を済ませる。(※1)
- 駐車許可証を頂き、駐車場へ。この時荷物を降ろしておくとスムーズ
- 座席は受付順に女将さんが乗船時に仕切ってくれます
- 午前船からのリレー(※2)のお客さんがいる場合は優先となります
- 女将さんの仕切る順番通りに乗船し、好きな釣り座を取る
※1:船宿前が車で混んでいる際は、奥まで行かずに手前で一旦駐車しましょう
※2リレー:午前と午後で釣り物や便を分けている際、通しで乗船すること
まだ午前便が帰って来ていなかったため、外が暖かかったこともあり、船宿前でいつものシーフードヌードルを食べていると、女将さんに声をかけられました。今日のいきさつを話すと、「私はカサゴだったらしいんですよね!」と。
うん、その手があったか。同じ赤っぽい色だし。
いやいや、女将さんも応援してくれたので、静かに闘志を燃やします。
ついにスタート。しかしノーバイトの時間が続く。
出船してまもなく、船が港を出る時の、エンジンの回転数が一気に上がるあの感覚、振動、臭い、やっぱりいつ感じてもわくわくします。男の狩猟本能と冒険心を最高にくすぐります。
程なくして観音崎沖に到着。
水深60m前後。この日は基本的に同じくらいの水深を狙うことが多かったです。
どんな釣りでも、最初の一投目はドキドキします。そして海釣りにおいては、船長さんの「どうぞ~!」の後の一投目で釣れることが非常に多い気がします。船長さんのピンポイントな狙いで、フレッシュな状態の水中に仕掛けやルアーを入れるからかもしれません。
となると、自分のバスフィッシングにおけるライトリグのシューティングなんて、全然甘いってことですね。一投目で釣れないですから。(笑) 目に対象物が見えるので、カバー撃ちなどにになると、また話は別ですが。
そんなこんなでノーバイトの時間が続く。
実は反対舷では、4㎏オーバーが上がっていたとのことですが、集中しすぎて釣りの最中は一切把握しておらず。。。
ラスト10分。ついにその瞬間は訪れる。
そして時刻は16時過ぎ。
嫁に「今日はタフかもしれない。」と言い訳のLINEを送り、夕日が沈んでいく観音崎を眺めていたんですよね。
その時にふと思ったんです。
やっぱり最後は、自分を信じよう。信頼のあるカラーで行こう。
実は出船前に、船長や反対ミヨシのベテランの方は、口を揃えて「赤かオレンジだな」と言ってたんですよね。自分も浮気してオレンジや赤を巻いたりしていたんです。
でも前日の仮説では「ナチュラルなカラー」と考えていて、自分の一番信頼するノリラバで行こうと。
ラスト10分、すべてやり切ってから終わろうと。父親の威厳は見せられなくても、きっと最後まで諦めずにモノゴトを貫くということはきっと伝わり、娘の将来の糧になるはずだと。
最後の流し、一投目でした。
その瞬間は突然訪れました。
あの特有のアタリ。
ティップが暴れ、オシアコンクエストのドラグが滑る、それでも巻き続ける。
炎月のロッドが、ベリーからバットに絞り込まれる。
そこからは正直、あんまり覚えていないんですよね。
やりとりの時間は、多分5分くらいだったのでしょうか。水深60mから上がってきたのは、綺麗な桜色、夕日に照らされて鈍く輝くマダイそのものでした。
釣りをして、魚を釣って、初めて泣いた瞬間。
船長のタモに入った瞬間、人生で初めて魚を釣って初めて泣きました。
うん、本当に突然、ぶわーっと。
普段は偏光グラスを取って写真を撮るのですが、この時ばかりは外せませんでした。
取り込んだ後に船長に写真を撮って頂いたのですが、モタついて申し訳ありませんでした。もう涙で視界が見えなくて、マダイをつかむことすらできず。(笑)
この魚、多分一生忘れません。
そしてこのタックルたちも、一生手放すことはないでしょう。自分が死んだときに墓に入れてもらいます。嫁に言っておこう。
きっと娘が大きくなった時に、キズの入った黄金のオシアコンクエストを見せて、「もうこのリールは使えないんだけどな、このキズはお前のお食い初めのマダイを釣りあげたときについたキズなんだ。だから今でも大事に取っておいてあるんだ。」って。
きっと、「だからなに?どうでもいいけどリールなんて」なんて言われそうですけどね。(笑) いいんですそれでも。
お食い初めタイラバへの挑戦。ミッションコンプリート!
そんなわけで、無事にミッションコンプリートすることが出来ました。相当ギリギリでしたが。(笑)
もちろん、釣れたからにはお食い初めです。
次は最終章、【③お食い初め編】でお会いしましょう。
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