こんなインプレ欲しかった!オシアコンクエスト 201PG/201HG インプレッション

こんにちは。

フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。

今日は自分がオフショアソルトで使うオシアコンクエストのインプレッションです。

こちらのリールを購入する際、やっぱりお値段が高いので、何台も買うわけにもいかず…。いろいろ調べ、正直かなり悩みました。

こんなオシアコンクエストのインプレッションがあったらいいのになぁと何度も思いました。

なので自分で購入して、実際に使い込み運用していく過程も含めて、インプレッションにまとめてみました。

自分の欲しかったモノを、人柱になって形にしたという。(笑)

それでは行ってみましょう!

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オシアコンクエスト 201 スペック

▼オシアコンクエストPG

出典:シマノ

▼オシアコンクエストHG

出典;シマノ

PGはダブルハンドル仕様、HGはグリップの大きいパワーグリップ仕様になっています。このハンドル仕様を見ると、PGはタイラバに、HGはジギングに、それぞれメインを張れるようにとの思いが込められている気がしますね。

それでは細かいスペックを見ていきましょう。

◆スペック比較

201PG201HG
ギア比4.86.2
最大ドラグ力(kg)6.05.0
自重
275285
最大巻上長
(cm/ハンドル1回転)
6078
PE糸巻量(号-m)2-200 1-440
2-200 1-440
スプール下巻きラインPE(号-m) 1-200※1
PE(号-m) 1.5-200※2
PE(号-m) 1-200※1
PE(号-m) 1.5-200※2
スプール寸法(径mm/幅mm)40/1840/18
ハンドル長さ(mm)4860
ベアリング数 S A-RB/ローラー12/110/1

※1:スプールの下巻きライン部(上ライン)まで下巻きをした場合の糸巻量
※2:スプールの下巻きライン部(下ライン)まで下巻きをした場合の糸巻量

スペックだけを見ると、自分がメインフィールドにしている東京湾でのオフショアソルトゲームであれば、ほぼこのリールの守備範囲内に収まります。

欲を言えばHGの最大ドラグを6㎏まで上げることが出来ると、不意の大物でもドラグワークが捗りそうです。

地味にうれしいのが、※1※2で書いてある、スプールの下巻き量の目印です。

東京湾において以下のようなラインが基準になってきます。

  • エサ釣り:PE1.5号 200m
  • ジギング・タイラバ:PE1.0号 200m

自分も船釣りにおけるエサ釣りは、ほぼPE1.5号で臨みます。タイラバやジギングに関しては、あえて0.8号を使用し、フォールでの優位性を取っています。

オシアコンクエスト 技術特性のコレがイイ!

オシアコンクエストはシマノのオフショアソルトゲームにおけるフラッグシップリールです。

それにも関わらず自分がとやかく言うのもアレなのですが、特に気に入っている点を記載させて頂ければと思います。

マイクロモジュールギア

出展:シマノ

これはもう文句の付け所のない巻き心地です。

マイクロモジュールギアとオシアコンクエストの剛性感の愛称は非常にいいと思っています。この技術の掛け合わせで至極の巻き心地を実現していると思っています。

特にPGに関しては、ソルトでガンガン使い倒してもヌルヌルとした巻き心地はヘタりません。

HGに関しては、グリスが減りだすとシャーっといった音が気になるので、油分を足してあげると元に戻ります。(ジギングでゴリゴリに使っているからかもしれませんw)

これはどんなリールでもそうだと思うのですが、HGよりもPGの方が圧倒的に巻き心地は良いです。

もちろん感覚の個人差みたいなものかもしれませんが、このオシアコンクエストはそれが顕著に出ていると思っています。

なので、PGとHGの使い分けの項目でも書きますが、引っ張られても巻き続ける巻きパワーを必要とするタイラバにはPG一択ですね!

エキサイティングドラグサウンド

出展:シマノ

この機能は、個人的にオシアコンクエストに実装されていて一番うれしい機能かもしれません。

今までカルカッタコンクエストの流用などでオフショアソルトを闘ってきましたが、オシアコンクエストにエキサイティングドラグサウンドが載るということで、リアクションバイトしました。(笑)

それくらい重要であり、釣りの興奮を高めてくれます。

例えば、タイラバはドラグを1kg~1.5kgにセットして、アタリがあってからドラグを出しながら巻き続け、フックを差し込んでいきます。その際、ドラグ音がないと、最悪気づかないこともあります。(笑)

このドラグ音があることで、マダイのアタックを音で表現してくれます。これが同船者に聞こえることで「お、マダイきてるのかな?」みたいなお知らせになります。(笑)

当の本人はこの音を聞くと

「ふぇっ??、マダイ!!??いいい???(ガクガクガク、ワワワショーイィィィ!!)」

みたいになりますけどね。(笑)

釣り人を狂わすサウンドです。(笑)

ストレスフリーレベルワインド

出展:シマノ

200番シリーズは、レベルワインドとスプールを非連動にしたスーパーフリースプールを採用。さらに、レベルワインド位置やナロースプールにより、ライン放出角度がなだらかに。タイラバや軽量ジグでも素早いフォールが可能

出展:シマノ

これはフォールとリトリーブの両方で繊細に誘う必要があるタイラバで一番恩恵を受けました。正直これがなければカルカッタコンクエストでいいですし、もう一つ番手を上げてレベルワインド連動の300番台のオシアコンクエストを選びます。

欲を言えば、200番台のオシアコンクエストもレベルワインド連動が良かったですね…。300番台のオシアコンクエストだと、ちょっとオーバースペックなんですよね。

そして300番台のオシアコンクエストを選択しレベルワインド連動を手に入れると、スプールのワンタッチ交換が実装不可能になるので、トレードオフなんですよね。

ここは正直悩みに悩んで、200番台のオシアコンクエストにしました。タイラバとライトジギングで、少しでも軽いタックルセッティングにしたかったこと、スプールの交換のしやすさ、この2つが大きいですね。

とはいえ、200番台のオシアコンクエストへのストレスフリーレベルワインドの実装によって、カルカッタコンクエストであったフォールのストレスからは解放されました。

見た目がダサいと揶揄されることもありますが、贔屓目を除いてもそんなことはないと思うんですけどね。(笑)

遠心力ブレーキ搭載

出展:シマノ

正直なくても、仕掛けを真下に落とす船釣りやバーチカルなジギングであれば問題ないです。

ただボートシーバスやシーバスジギングにおいては、これがあるとないとでは圧倒的に釣果に差が出るといっても過言ではないです。アンダーハンドキャストを多用しますからね!

遠心力ブレーキの搭載があることによってキャスタビリティが上がり、200番台のオシアコンクエストの汎用性が一気に上がっています。

スプール交換可能


これはマルチスプールオペレーション内でも触れさせていただきましたが、本当に交換が楽なんです!

▼純正スプールを活用したスプール交換のメリットとは?↓

実際の交換フローを見てみましょう。

ヘッジホッグスタジオのスプールケースは使い勝手がいいです!
スイッチをOPENに合わせると、パカッっとオープン。フタが落ちないのもうれしい。
内部のツメをOPENに合わせると簡単に外せます。
あとはスプールを抜くだけで、あらカンタン!

こんな感じに簡単にスプール交換が出来ます。300番台のオシアコンクエストはスプール交換にドライバーを必要とするため、現場でのラインの交換等でのスプール交換は難しいです。その点200番台のオシアコンクエストであれば、現地でもスプール交換は可能です。

HAGANEによるSコンパクトボディ

出展:シマノ

これはもう言うまでもないですよね。

冷間鍛造技術を駆使して硬く叩き上げた高剛性ボディ。フレームとサイドプレートを一体化したコンパクトワンピース構造によりダイレクトなパワー伝達を実現すると同時に、ワンサイズ小さいと錯覚するほどのホールド感も手に入れた。

出展:シマノ

新次元の滑らかさに、タフネスを融合

出典:シマノ

オフショアソルトゲームにおいて、タックルにキズが付かないことはないです。それくらい激しく過酷な状況下での釣りを強いられることも多々あります。

荒波を越えながら、ポイントまで1時間船を走らせることもあります。バッタンバッタンと波に叩きつけられながら走る船上なので、タックルにも相当な負荷がかかります。

そんな中でもオシアコンクエストなら、その剛性感のおかげでまったく不安はないですね。

オシアコンクエスト PGとHGの使い分けと使用例

ハンドルをスタジオオーシャンマークのものに交換しています。

これは釣り物や釣り方や狙う水深などでで分けています。

どんな用途で使うか、何が必要になるのかをマッピングし使い分けをしています。

マッピングすると以下のような感じになります。

水深巻きパワー手返しドラグパワー
PG50m以下
HG50m以上

実際に釣りをするときに、何を重視するか、何がなくてもいいか、で選ぶといいと思います。

タイラバであれば巻きパワーは外せない。

ライトジギングであれば、ワンピッチジャークのピッチを合わせるためにHG

船釣りであれば、手返しを重視したいからHG

こんな感じに何を取るかを明確にすると、自分にあったモデルが見えてきます。

それぞれ、Kazが良くやる釣り物や釣り方に合わせるとこんな感じなります。

201PG・タイラバ
・マゴチ
・水深50m以内の船釣り全般
201HG・ライトジギング
・ライトヒラメ
・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)

オシアコンクエストの購入を検討している、もし最初の1台を選ぶとなると、HGを選んでおく方が無難かもしれません

タイラバメインであればPG一択なのですが、他の釣りにもいろいろ使うとなるとHGの方が汎用性が高いですね。

実はコレ、自分が最初の1台を買うときにものすごく悩んだんですよね…。それこそ1カ月以上悩んだ末、タイラバメインで使うためにPGを購入しました。そしてすぐにHGが欲しくなってしまったんです。(笑)

なのでその反面教師として、最初の1台はHGをオススメします!

オシアコンクエスト マルチスプールオペレーションでさらに快適に

これは先日の記事でも書かせて頂きました!オシアコンクエストは純正のスプールがリールと比べて、そこまでお値段が高くないので、リールを何台も持つよりも、純正スプールを替えスプールとして活用するだけで、釣りの幅が一気に広がります。

実際のオシアコンクエストの純正スプール活用とラインシステム例を見てみましょう。

▼オシアコンクエスト201PG

PE0.8号・タイラバ
PE1.5号・マゴチ
・水深50m以内の船釣り全般

▼オシアコンクエスト201HG

PE0.8号・ライトジギング
・タイジギング
PE1.5号・ライトヒラメ
・マゴチ
・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)
PE2.0号・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)

これだけ見ると、多数のオシアコンクエストを持っていそうですが、実は2台で事足ります。

最初の1台にオシアコンクエスト201PGを買ったこともあり、しばらくは1台でがんばっていました。

ここにオシアコンクエストの純正スプールを替えスプールとして2個だけ買い足すことで、一気にラインシステムと釣りの幅が広がります。

オシアコンクエストはPGもHGも純正スプールは同じなので汎用性があります。なのでPGとHGの2台に合わせて、現在4つの純正スプールを所有していることになります。

各スプールのラインシステムは以下となります。

PE0.8号
PE0.8号
PE1.5号
PE2.0号

それぞれの純正スプールをさきほどのように、オシアコンクエストに入れ替えるだけで作業は終了です。

▼実際の釣り方や釣り物の細かいセッティングはこちら↓

こんな感じで、今日は自分なりのオシアコンクエストのインプレッションと使い分けをまとめてみました。

自分がオシアコンクエストを購入する時につまづいたポイントや、「こんなインプレッションがあったらいいのにな」という内容をまとめてみたつもりです。

▼合わせるロッドや収納術、他にもこんなソルトの記事を書いています↓

 

そしてikahimeさんが素敵なインプレを書いております!写真多めで非常にわかりやすいです!ぜひ合わせてチェックしてみてください。

 

オシアコンクエスト欲しいんですよね!こんな釣りにも使ってます!みたいなご意見ご質問は、ぜひTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!

 


最後までお読み頂きありがとうございます。


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▼自己紹介的な記事はコチラ↓

▼実は2020年3月号のBasser誌に、当ブログが掲載されました!↓

▼愛用するレジットデザインのロッドセッティングなどについて書いています↓

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    FMStayGoldフィッシングパーソナリティのKazです。 横浜育ちの1981年4月生まれ。今も横浜に住んでいます。 24時間四六時中、釣りのことばかりです。(笑) バスフィッシングを中心にソルトのオフショアフィッシングまで「釣り×釣り×WEB」で釣りをもっとおもしろく! バスフィッシングは房総リザーバーを中心に、レンタルボートスタイルで、ソルトは東京湾を中心に、エサ釣りからライトジギングからタイラバまで。健康に、安全に、おいしく釣りを楽しんでいます。