純正スプールやカスタムスプールを活用!替えスプールによるマルチスプールオペレーションのススメ

こんにちは。

フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。

週末は本当に寒くなるそうですね。連休最終日にシーバスジギングを予定しているのですが、修行になりそうです。(笑) 極渦崩壊による寒波、各方面で被害が出ないことを祈っています。

今日はこのブログを立ち上げる時にメインコンテンツとして考えていた、「レジットデザイン ワイルドサイド インプレッション」「システマチック収納術」「お天気オタク」の各シリーズに続く第4弾マルチスプールオペレーションについてです。

いったいそれはなんぞや??と思うかもしれません。(笑)

ソルトはもちろん、バスフィッシングにも応用できる節約術にもなりますよ!

「釣り×釣り×web」の集大成であり結晶ですね!

それでは行ってみましょう!

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マルチスプールオペレーションとは?

マルチスプールオペレーションって、そもそもどういうことですか?それおいしいの??という声が聞こえてきそうです。(笑)

始まりは海釣りでのオシアコンクエストの純正スプールでの替えスプール運用だったんですよね。

ソルトの世界では、純正スプールを買い足し、予備スプールとしてフィールドに持参することはよくあります。よく大物釣り等で、ステラの純正スプールに同じラインシステムを組んで大量にスペアを持っていく!なんてシーンを釣り番組などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

要は、あれです。(笑)

でも今回は目的が少しだけ違います。

それは、純正スプールを複数持つことでタックルをスマート化するというのが目的です。

ソルトはもちろんですが、実はバスフィッシングでのスピニングリールやスプールカスタムをしたベイトリールにおいて強力な武器になると考えています。

むしろリールの数を増やしたわけでもないのに、釣りの幅が一気に広がる感覚がありました。

世の中のお父さん!これで「またリィールゥ~???(怒)」って言われなくなりますよ!(笑)

皆様、マルチスプールオペレーションの世界へようこそ!(笑)

ソルトにおけるオシアコンクエストを運用する

よく、「オシコン何台持っているんですか!?」って言われることがあるんですよね。確かに釣りごとにラインシステムを変えていたので、そう思うのも無理はないかもしれません。(笑)

現在は以下の2台のリールを所有してオフショアソルトゲームを楽しんでいます。

  • シマノ 14オシアコンクエスト 201PG
  • シマノ 14オシアコンクエスト 201HG

▼オシアコンクエストの実際の活用方法はこちら↓

 

むしろつい最近までは、オシアコンクエスト201PGの1台のみであらゆるオフショアソルトルアーフィッシングや船釣りを楽しんでいました。

それでも十分だったのですが、やっぱりハイギアの必要性を感じるシーンがあり、今の2台に落ち着いています。

現在は2台を以下のように釣り毎にオペレーションを組み活用しています。

201PG・タイラバ
・マゴチ
・水深50m以内の船釣り全般
201HG・ライトジギング
・ライトヒラメ
・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)

これにどんなラインを組み合わせているのか、見ていきましょう。

▼オシアコンクエスト201PG

PE0.8号・タイラバ
PE1.5号・マゴチ
・推進50m以内の船釣り全般

▼オシアコンクエスト201HG

PE0.8号・ライトジギング
・タイジギング
PE1.5号・ライトヒラメ、マゴチ
・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)
PE2.0号 ・水深50m以上の船釣り全般
・根魚(マハタ、カサゴなど)

確かに「オシコンを何台持っているんだ!??」ってなりそうですね。

でもこれ、たったの2台で全然事足ります。むしろライトジギングを本格的にやり始めるまでは、先ほどにもあったとおり、オシアコンクエスト201PGの1台で運用していた時期もあったぐらいです。

ここにオシアコンクエストの純正スプールを替えスプールとして2個だけ買い足すことで、一気にラインシステムと釣りの幅が広がります。

オシアコンクエストはPGもHGも純正スプールは同じなので汎用性があります。なのでPGとHGの2台に合わせて、現在4つの純正スプールを所有していることになります。

各スプールのラインシステムは以下となります。

PE0.8号
PE0.8号
PE1.5号
PE2.0号

これらを、それぞれのオシアコンクエストに入れ替えるだけで作業は終了です。

実際の交換作業を見てみましょう。

ヘッジホッグスタジオのスプールケースが調子イイですね!
収納するのも取り出すのもすぐですね!
オシアコンクエスト200番台はスプールの取り出し方もカンタンです。
まずはサイドカバーをスイッチ一つでオープン!
中のスイッチをCLOSEからOPENへ。
サイドカバーユニットを取った図です。
取り外す作業としてはスプールを抜くだけです。
あとは好きなラインシステムを組んだスプールを入れて完成です。

実際の釣りごとに、マルチスプールオペレーションをまとめてみました。

▼タイラバ

201PG①PE0.8号
201HG②PE0.8号

あくまでタイラバのメイン機種は201PGですが、シーバスジギングやタチウオジギングで使っているロッドであるグラップラーB631に、オシアコンクエスト201HGを乗せてタイジギング用に持参することが多いです。

▼シーバスジギング・タチウオジギング

201HG②PE0.8号
※予備に①PE0.8号を持参

基本的にワンタックルで行きます。シーバスの際はあまり気にしていませんが、タチウオの場合、ラインにアタックされ高切れすると厄介なので、もう一つのPE0.8号を巻いているスプール①を予備として持参しています。

▼ライトヒラメ・マゴチ

201HG③PE1.5号
※予備に④PE2.0号を持参

実はマゴチの場合、201PGに③PE1.5号のスプールをセットして持っていくことがほとんどです。

理由はこんな感じですかね。

  • 深くても水深20~25mくらいの場所を攻める
  • 基本的に水深15m前後
  • 掛けるとバッタンバッタン暴れるのでPGのほうがやり取りが楽(笑)

気分で使い分けたり、ヒラメとマゴチ両方狙うよ!なんて時は201HGで、多少水深が深くなっても手返しが良くなるようにしています。

でも生餌(サイマキやハゼ、イワシなど)を泳がせて使うので、HGで一気ゴリ巻きして回収するとエサが弱るんですよね…。

手返しか、生餌の鮮度か、ここは常にトレードオフですね…。

▼根魚(マハタ、カサゴ)

201HG③PE1.5号
※予備に④PE2.0号を持参

これはオモリの負荷によってはPEを1.5号にするか2.0号にするか決めています。基本はPE1.5号でやることがほとんどなんですよね。なので④PE2.0号は予備として持参しています。HGを使う理由は、PGでの巻き上げパワーよりも、掛けた後に根に潜られるリスクを最小限にするためにHGを使用しています。

▼船釣り全般

201HG③PE1.5号
※予備に④PE2.0号を持参

ライトタックル用のロッドにオシアコックエスト201HGが、東京湾を中心とした船釣りタックルの基本軸として置いています。アジ釣りなどの東京湾における船釣りは、ほぼPE1.5号でのライトタックルで挑んでいます。根魚と同じで、一応予備として④PE2.0のスプールを持参しています。

 

こんな感じで、替えスプールがあることで、いざという時の予備にもなりますし、いろんなラインシステムを1台のリールで使い分けることができるんですよね。もちろん自分が運用しているように、PGとHGをフレキシブルに使い分けることも可能です。

そしてなによりも、一度巻いておけば釣りの度にラインを巻き替えるという時間的リソースも食うことがありません。

でもスプールって高いんじゃ…。

実はオシアコンクエストのスプールって、死ぬほど高いわけではないんですよ。パーツの数が影響していると思うのですが、スピニングリールに比べてベイトリールのスプールのほうが金額的に安くなっています。(なのでステラのスプールは死ぬほど高いですがw)

自分もびっくりしたのですが、オシアコンクエストというフラッグシップ機にもかかわらず、1個8,000円そこそこなんですよね!リール1台買うって考えると全然安いですし、PEを巻き替えたり、それこそ泣く泣くラインを廃棄して交換ってことを考えると全然元は取れると思いますよ!コストパフォーマンスはグンバツです。(笑)

▼純正スプールとスプールケースはこちら↓

バスフィッシングにおけるスピニングリールを運用する。PE?フロロ?いろんなラインシステムを使いたい

こんな感じでオフショアソルトはオシアコンクエストで味をしめたマルチスプールオペレーション。

これもしかしたらバスフィッシングのスピニングに応用できるのでは?

と思ったのがきっかけです。

確かにバスフィッシングにおいて、特にスピニングはPEとフロロを使い分けることが多いです。そして高価なPEの場合、一度巻いてしまうとそうそう外すわけにはいきません。仮に季節が冬になりライトリグに使いたくとも、まだまだ使えるPEラインを外して捨てるなど、断じて絶対にできないわけです。(泣)

そうでなくとも、夏に虫パターンを期待してPEラインを巻いていったはいいが、実はその日のパターンが岩盤のノーシンカー撃ちがアツい日だったり、季節は晩夏から早秋に移っていて、ライトキャロだなーなんて日は、その場でラインをフロロに替えたいですよね。

大丈夫です!純正スプールを用いた、替えスプールによるマルチスプールオペレーションで解決できます!

現在バスフィッシングにおいては、以下のスピニングリールを所有しています。

  • シマノ 17コンプレックスCI4+ C2500S F4 HG
  • シマノ 17コンプレックスCI4+ C2500S F4 HG
  • シマノ 17コンプレックスCI4+ C2500S F6 HG
  • シマノ 15ツインパワー 2500HGS

この中で、17コンプレックスCI4+ F4の2台をマルチスプールオペレーションで運用しています。正確には15ツインパワーもそうなのですが、これはソルトの一つテンヤとの併用なので今回は割愛します。

純正スプールを1個所有しているので、同じ機種なのでスプールはもちろん汎用性があります。なので現在3個のスプールを所有していることになります。

ちなみにコンプレックスの純正スプールも8,000円そこそこのお値段です。

それではどのようなラインシステムを組んでいるか見てみましょう。

フロロ3.5lb
※冬季はフロロ2.5lbの場合もあり
PE0.6号
※冬季はフロロ3.5lbの場合もあり
PE0.8号

基本フロロは3.5lbを巻いていますが、冬季のみ①を2.5lbまで下げることもあります。ただ、最近はずっと3.5lbを巻いていることがほとんどです。

イレギュラーで②に3.5lbを巻いて、ダウンショットとライトキャロの2タックルにすることもあります。

▼詳しいセッティングや使用例はこちら↓

今の季節の場合の例を挙げると以下のようになります。実際にレジットデザイン ワイルドサイド の番手を上げて説明していきます。

WSS-ST61UL①フロロ2.5lb・ダウンショット
WSS-ST65L②フロロ3.5lb
③PE0.8号
・ライトキャロ
・カエルダンス(笑)

冬なのでPEラインをセットしたスプールを1セットにし、 ライトリグを主軸に置きつつも、カエルダンスによるカエルパターンを③PE0.8号を替えスプールでバックアップにしておきます。カエルダンスの元ネタは、先ほどのセッティング記事を見て頂ければと思います。(笑) 冬でも大好きな豊英ダムはカエルダンスによるカエルパターンがドハマりすることがありますからね!

 

季節が進み、春から夏にかけては以下のようにセッティングとバックアップが可変していきます。

WSS-ST61UL①フロロ3.5lb
②PE0.6号
・岩盤ノーシンカー
・ライトリグ全般
・虫パターン(オープンウォーター)
・I字形ノーシンカー
WSS-ST65L③PE0.8号・カエルダンス
・虫パターン(カバーやチョウチン)
・I字系プラグ

上記のようにPEラインをセットしたスプールを2セット用意し、主軸となります。そしてロッドにマルチタスクを与えます。WSS-ST65Lは基本PE0.8号が固定セットになります。逆にWSS-ST61Lはライトリグ系をバックアップにするために①フロロ3.5lbスプールを持参します。

本当は4つあるとキレイにオペレーションが回るのですが、フロロ2.5lbがどうしても冬場にしか使う場面がなく、次の冬までに巻きっぱなしにしておいても結局巻き替えることになるので、純正スプールは3つで十分ですね!これもあり、最近は通年通して運用するためにフロロ3.5lbで統一することが多いです。

夏が終わり秋が深まってくると、最初に紹介したフロロ2:PE1のオペレーションに戻していきます。

実はここ数年、ノーシンカー専用のロッドが欲しく迷走しています。(笑) 今のところWSS-ST61ULが担っているのですが。

ここは本当はノーシンカー用にもう1本ロッドを導入したいんですよね。WSS-ST63UL+みたいな番手が出たら、即購入します。その際は現在所有している17コンプレックスCI4+ C2500S F6 HGを手放して、F4HGを導入し4つの純正スプールでマルチスプールオペレーションを運用したいと考えています。

全国のレジッターの皆様、ノーシンカーにイケてる番手をぜひ教えてください!(切実)

WSS-61Lかなぁ…。

これだ!という番手を、ぜひTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!

▼純正スプールとスプールケースはこちら↓

カルカッタコンクエストをマグネットブレーキ化、さらにマルチスプールオペレーションへ

これは今自分が試験的に試しているオペレーションでもあります。

カルカッタコンクエストBFSにもなるし、ノーマルのカルカッタコンクエストにもなる、1台2役の巻物ポリバレントリールに仕上げたいんですよね。

そしてマグネットブレーキ化を行い、ルアーウェイトがころころ変わっても常に一定のブレーキがかかっているバーサタイル性を持たせたい狙いです。特に巻物は自分の中でルアーローテーションが激しく早い方だと思っているので、ある程度のバーサタイル性が欲しいんですよね。

これも実はソルトルアーでカルカッタコンクエスト101HGを使いたくて、アベイルさんのマイクロキャストスプールを導入してマグネットブレーキ化したのがきっかけでした。

純正スプールには取付不可とあったのですが、うまーくマグネットブレーキのスプール面までの高さを調整すると、ハマったんですよね!

そしてブレーキングもちゃんと効いているんですよね…。(感覚かもしれないのですが…。)

まだまだ使い込めていませんが、レジットデザイン ワイルドサイド のWSC-G62LとWSC62MLで試験運用しています!

ラインシステムも、通常はノーマルスプールにはフロロ12lbを巻いていますが、昨年より純正スプールもBFS仕様のマイクロキャストスプールも含め、Deeep STREAMさんの記事にもあった、よつあみさんのOHDRAGONを使用したフロロロングリーダーによるシンキングPEライン仕様で使っています。

これがなかなかリザーバーにおいては重要で、インビジブルカバーにコンタクトした際の感度と回避行動までのリードタイム短縮に一役買っています!

まだまだテスト段階なのでなんとも言えませんが、今後のメインオペレーションになってきそうです。

これは今シーズンさらに使い込んでインプレッションしていきますね!

実はリール1台買うよりも、遥かにローコスト

いろんなラインシステムや釣りの幅を増やしたいけど、リールやロッドを増やすにもお金はかかります。

今回紹介したマルチスプールオペレーションであれば、リール1台に何役も役割を与えることが出来ます。そしてリール代が浮いたお金でシステムを突き詰めたロッドに投資することも可能です。

リールの数が増えて、嫁にリールの台数を数えられてため息をつかれることもなくなります。(笑)

そしてオペレーションを組んでいくプロセスは、なんか素材を組み合わせて武器を作っていくようで冒険心をくすぐられますよね!

ライン代の節約にもなります

個人的にはこれが大きいです。(笑)

ライン代って結構バカにならないんですよね。特にリールを複数台持っていると本当にラインにお金が掛かります。

でも、今回のマルチスプールオペレーションを組むことで、必要なラインを必要な場面で使うことが出来るようになるので、中長期的に見てラインにかかるコストは劇的に減らすことが出来ます。

この運用を始めて2年近く経ちますが、以前のようにライン代に持っていかれることがなくなりました。(笑)

なのでラインとリールで浮いたお金で他のタックルに投資することが可能になりました。

今回紹介したマルチスプールオペレーション、みなさんもぜひ試してみてください!

様々なご質問、こんなパターンはどうすれば?こんなオペレーションもおもろいで!みたいなご意見は、ぜひTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!

 


最後までお読み頂きありがとうございます。


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アナタの次の釣行が、輝くモノになりますように!

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▼自己紹介的な記事はコチラ↓

▼実は2020年3月号のBasser誌に、当ブログが掲載されました!↓

▼愛用するレジットデザインのロッドセッティングなどについて書いています↓

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    ABOUTこの記事をかいた人

    FMStayGoldフィッシングパーソナリティのKazです。 横浜育ちの1981年4月生まれ。今も横浜に住んでいます。 24時間四六時中、釣りのことばかりです。(笑) バスフィッシングを中心にソルトのオフショアフィッシングまで「釣り×釣り×WEB」で釣りをもっとおもしろく! バスフィッシングは房総リザーバーを中心に、レンタルボートスタイルで、ソルトは東京湾を中心に、エサ釣りからライトジギングからタイラバまで。健康に、安全に、おいしく釣りを楽しんでいます。