こんにちは。
フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。
今日から短いですが夏休みです!
ただ、もう夏な感じはどこかへ行ってしまいましたね…。
家族とプールに行ったのですが、水の中のほうがあったかいくらいで。(笑)
ブラックバスも、今の季節はそんな感じなのかなぁと、妄想しながら娘とプールに浸かっていました。
今日はブログを初めて以来、一番産みの苦しみを経験した記事になります。
一番最初に下書きをプロットしてから3ヶ月、その間何度も書き直したり、書き上がったにも関わらず、内容に納得できず一回全部リセットするために消したり…。(笑)
もはやインプレ書く書く詐欺ですよね。(笑)
このプロダクトの特徴やディテールを言葉にするのが非常に難しかった…。
ただ感覚的には、ものすごく良いんですよね!スッと入ってくるというか。
今日は、そんな五感に訴えかけるカケヅカデザインワークス(KDW)製のオフセットクラッチのインプレッションになります。
テーマは、
「バスフィッシングにおける確率論を凌駕する。」
です。
それでは行ってみましょう!
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目次
実はカケヅカデザインワークス(KDW)歴は長かった
実は前々からカケヅカデザインワークス(KDW)商品にはお世話になっていました。
その商品は、
カケヅカデザインワークス(KDW)の看板商品でもあるレンタルボートラダーです。
まだ今のように、実店舗で買えるところもなく、自分の記憶が確かであれば、某オークションサイトで販売していた時代です。(間違っていましたらご指摘下さい!)
自分はそこから購入したのがキッカケです。
その後、自分の不注意でラダーのフィンを曲げてしまい、修理の依頼をさせて頂いたのがカケヅカさんと初コンタクト、お話させて頂いたキッカケでした。
その際に、ラダーのサイズ(フィンを支えるシャフト部分)が長いなぁと思っていたので、思い切って「ここの部分をショート化をしたい」と相談させて頂きました。
当時、自分のワケのわからない依頼を快く引き受けて頂きありがとうございました!
まさか、そのショート化が、ラダーのショート化チューンの初代だったとは、あとから知りました。(笑)
それ以外にもカケヅカさんのところで、OEMで作っているモノだったりも使用しています。
そんなこんなで、カケヅカデザインワークス(KDW)製品に惹かれていったのが始まりでした。
オフセットクラッチ抽選で当選!
今ではここで細かい説明をする必要がなくなったくらい、カケヅカデザインワークス(KDW)さんの抽選キャンペーンは、バスフィッシング業界では有名になりました。
オフセットクラッチも、抽選で頂いたことが使用のきっかけでした。
正直今までリールのカスタムは、
- スプールカスタムでのキャスタビリティ向上
- 浅溝化
- 深溝化
- マグネットブレーキ化
- ハンドルカスタムでの巻き感チューニング
- ハイギアリールの感度重視な巻物仕様によるロングハンドル化
- ノブ交換によるフィーリングチューニング
- スタードラグカスタムでの撃ちモノリールの片手リーリングチューニング
大きく分けて、この3項目しか実装したことがありませんでした。
正直クラッチをカスタムすることに、
何が意味があるのか?
ドレスアップにしかならないのでは?
と考えていました。(汗)
自分は基本的にリールカスタムにおいて、ドレスアップのために行うことはほとんどありません。
必ず、「コレのこの部分をこう変えたい」という課題解決のソリューションとして導入することがほとんどでした。
なので、クラッチ変更というチューンに関しては未体験だったんですよね。
ただ、カケヅカさんのブログや、いろんな方のインプレを拝見するようになり、そこの考えが変わって行きます。
そして今回、初めてカケヅカデザインワークス(KDW)のオフセットクラッチを使うことで、今までの自分の考えは完膚無きまでにひっくり返されることになるのです。(遅いw)
見た目はかなりの変化を伴う
カラーのせいもありますが。(笑)
クラッチを変えるだけで、ここまでリールの印象って変わるんですね!
純正クラッチとの比較も見てみましょう。
並べて見るだけで、カケヅカデザインワークス(KDW)オフセットクラッチのほうが、かなりオフセットになっているのがわかります。
でも、
このオフセット具合が何の意味があるの?
ってなりますよね。
自分もはじめはそうでした。
これを紐解くには何個かのファクターがあります。
それは、
- 手のひらの大きさ
- バス釣りの確率論の話
- カバー撃ちのワンハンドオペレーション
この3点がキモになってきます。
特に手のひらが小さく、パーミングがしっくり来ないと感じている人は必見です。
このように、自分は手のひらがかなり小さいんですよね。
そしてカバー撃ちのときは時に、
「そんな軽くしか握らないと、タックル落とすのでは?」
と思われるくらい、タックルを軽い感じでパーミングするんですよね。
こんな感じに次項から、いろいろ話していきたいと思います。
バス釣りを確率論に置き換えて考える
ん?どゆこと?
ってなりますよね。
わかります、非常にわかります。(笑)
自分にとって、バスフィッシングは確率論の上に成り立っているスポーツだと思っています。
そしてビジネスにも置き換えることができます。
特に営業やマーケティングですかね。
例えば、
もちろん個人差やスキルの差はありますが、人が一日にキャスト出来る数は決まっています。
▼釣りの確率論に、詳しく触れている記事はコチラ↓
実例を見ていきましょう。
ある人が一日1,000キャスト出来るとします。
そこに今日の良さそうなパターンが5つあるとします。
それぞれのパターンのバスに出会える確率は、もちろんですがそれぞれ違います。
- A:1匹/500キャスト
- B:1匹/200キャスト
- C:1匹/1,000キャスト
- D:1匹/2,000キャスト
- E:1匹/10,000キャスト
もしかしたら各パターン、1キャスト目で釣れるかもしれないですし、一番最後の1キャストかもしれません。
パターンAに一日を費やしたら、確率論的には2匹キャッチできることになります。
でもパターンが絞れずにA~Eに200キャストずつ振り分けた場合、、、
ギリギリ1匹釣れるかどうか、、自分は多分華麗にデコります。(笑)
もしこんな時に、今までの経験やその日のいろんなファクターを見極めることでパターンが絞り込めるのであれば、一日1,000キャストのリソースを集中投下出来ます。
田辺さんが一昔前に提唱していたシーズナルパターン、これも一種のバスフィッシングの確率論の話だと思っています。
もっと実際のフィールドの一日においての実例を見てみましょう。
例えば、半日やってデコってるとします。(はい、自分です。泣)
ここから午後、どうするか。
先程のパターンAとBに残り半日の500キャストを250づつに分けてリソース投下することで、もしかしたら1匹釣れるかもしれませんよね!
ここまでは、あくまで釣れる数で考えていますが、それぞれのパターンで釣れるバスのサイズの違いが絡んでくると、ものすごく複雑になります。(笑)
でもここがバスフィッシングのおもしろいところです!
例えば、パターンEはデカバスが釣れるパターンだが、釣れる確率が低すぎます。リミット複数匹のトーナメントであれば、まず選択しません。(笑)
カンの良い方は、もう気づいて来たかもしれません。
じゃあ1日のキャストの限界値を引き上げれば、もっと釣れるようになんじゃね?
えーっと、
正解です。(笑)
でもこれってものすごい難しいことですし、仮にそもそも今の1日1,000キャストが限界値であれば引き上げることすら不可能に近いです。
ただ、カケヅカデザインワークス(KDW)のオフセットクラッチであれば、この限界値を引き上げることが出来るんですよね!
まさにカケヅカデザインワークス(KDW)のオフセットクラッチチューンは、
確率論を凌駕し、無効化する。
といっても過言ではありません。
それは一体なぜなのか?
オフセット化による圧倒的なキャスタビリティとシームレスキャストオペレーション
結論から申し上げますと、
クラッチをオフセット化することで、1キャストあたりの時間を削減出来ます。
なぜなのか?
先程の手の小さい人は特にそうかもしれません。
自分は撃ちモノにおいて、ルアーアクションを付けているときは、基本ツーフィンガーでシルキータッチです。
なんかツーフィンガーでシルキータッチって表現、イヤだなコレ。(笑)
非常に軽く握っています。
ツーフィンガーでシルキータッチです。(まだ言うw)
理由はいろいろあるのですが、
手のひらが小さいことで、スリーフィンガーでガッチリパーミングすると、ルアーに繊細なアクションを付けられなくなってしまいます。
アクションが大味になってしまうんですよね…。
だからといってシングルフィンガーだと、ロッドポジションが下がって、これもまたうまく行きません…。
基本的にキャストもアクションをつける時も、基本ツーフィンガーのシルキータッチで行います。
ただ、この自分のツーフィンガーがクセモノでして…。
自分のシルキータッチパーミングだと、シマノ純正のクラッチだと高すぎてクラッチを切りにくいんですよね。
なので、キャスト数重視のためにレフトハンドルを使っているにも関わらず、ルアーを回収してから次のキャストに移行する際、微妙な持ち替えが発生します。
このタイムラグ、結構多くのアングラーの方が、ごく自然発生的に発生していると思うんです。
クラッチを切る。
これってルアーフィッシングにおいての欠かせないルーティンワークです。
なので、知らず知らずの間に、人の行動パターンはルーティンワークにアジャストされていきます。
ほんのゼロコンマ何秒の世界かもしれませんが、そこにタイムロスが発生していることになります。
カンの良い人は気づいたかもしれません。(笑)
はい。
カケヅカデザインワークス(KDW)のオフセットクラッチを使うことで、このタイムラグをなかった事に出来るのです。
自分も使ってみて初めて気づいたのですが、
ルアーを回収する→クラッチ切る→キャスト(特にピッチングやサイドハンドキャスト)
この一連の動作が、一切の持ち替えなく出来るようになるんですよね!
大変申し訳ないのですが、、、
はじめは全く気づいておりませんでした。(泣)
正確に言うと、自分の体と感覚は気づいていたんだと思います。
使ってみたファーストインプレッションは、
「なんかキャスト?が快適になったような???」
というような、なにかキャストが快適になった感じがしたんですよね。
でもスプールやベアリングをイジったわけでもないのになんで???みたいな。(笑)
ただ、2回3回と使い込んでいくうちに、確信に変わって行きました。
「あ!ルアーアクションから回収、次のキャストまで持ち替えてない!シームレスなワンオペレーションになってる!」
というように。
じゃあ、これがバスフィッシングにおける確率論を、どう凌駕するのか?
もうお分かりかもしれませんねw
例えば、この持ち替えに0.5秒のロスが発生しているとします。
1日1,000キャストすれば500秒。
500秒=8分20秒です。
人間、8分あったらいろんなことが出来ますよね?
そこに1キャスト毎に30秒を使っているとしたら、
理論値ですが、1日16キャスト増えることになります。
先程の確率論を考えた後だと、どれだけキャスト数が大事なのか、というのが伝わっていると思います。
この16キャストにドラマ魚が出てもおかしくありませんよね!
そんなわけで、カケヅカデザインワークス(KDW)のオフセットクラッチは、バスフィッシングにおける確率論を凌駕するのです。
迷ったら買い!リールを乗り換えるタイミングで買い揃えたい
なんでカケヅカさんがオフセットクラッチを作ったのか。
お会いした時に実際にお話してみたいなと思っているのですが、
フリッピングって、シルキータッチパーミングだと思うんですよ。
パワーフィッシングスタイルに使われることの多いメソッドなので、ガッチリパーミングだと思いがちですが、撃ちモノっていかにタックルを繊細に扱えるかがルアーアクションのキモだと思っています。
フリッパーであるカケヅカさんが、ピッチングやサイドハンドキャストでカバー撃ちをするときにも、フリッピングのときのようにシルキータッチパーミングで持ち替えることなく、シームレスなワンオペレーションで回収から次のキャストに移行したい、そんな時、クラッチの高さが気になり、今の製品が産まれたのかなと思っています。
ただの妄想ですが。(笑)
これはお会いした時に、答え合わせさせて頂ければと思います!
現在、リールの入れ替えを考えています。
3台ほどバンタムMGLに入れ替えようと考えています。
DeeeP STREAMさんでも記事にされていましたが、自分もバンタムのカッチリ感に見せられたのと、スプールをカスタムすることで、極上のフィーリングを手に入れることが出来るんですよね。
自分は19アンタレスもバンタムMGLも使用していますが、個人的にはバンタムMGLのカッチリ感のほうがしっくり来るんですよね!
その際にクラッチはすべてKDWオフセットにしようと思っています。(レジッターなので、もちろんすべてパープルに!)
それくらい、このオフセットクラッチのキャスタビリティ向上と手返しの良さに魅せられてしまいました。
もし、迷っている方がいましたら、
それ、買いです!(笑)
確かにイイお値段はしますが…。
もし値段で迷っているなら、それはきっと本質的に必要としていないんだと思います。
ただ、一度使うと、そのフィーリングには、ハマることは間違いなしです。
是非一度手にとってみてください。
Kazのタックルで試してみても全然OKですよ!
ただし、ハマってしまい純正クラッチに戻れなくなっても、そこは保証はしませんからね。(笑)
下書き長かったな!やっと気づいたのか!シルキータッチパーミングってなんだ?みたいなご意見ご質問は、ぜひTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!