こんにちは。
フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。
横浜のフィッシングショーが終わってしまいました。いろんな発表やサプライズもあったようで、今年のフィッシングシーンはかなり激動かもしれませんね!自分もSNSでしっかり堪能させて頂きました!(笑)
次は大阪、名古屋と続きます。
どちらか時間が出来たら、足を運びたいですね。
それを楽しみに、明日からの仕事もがんばりましょう!
今日は自分が、房総リザーバー(亀山ダム、片倉ダム、豊英ダム、三島ダム、戸面原ダム)における、レンタルボートスタイルでのバスフィッシングにおいて、絶対の信頼を置いて使わせて頂いている、LEGITDESIGN(レジットデザイン)のWILDSIDE(ワイルドサイド)のお話です。
私がレジットデザインを使う理由はこちら↓
今日はレジットデザイン ワイルドサイド WSC62MLのお話です。
それではいってみましょう!
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WSC62MLスペック
全長 | 6フィート2インチ |
自重 | 95g |
アクション | MS |
適合ルアー(g) | 3.5g~14g |
適合ライン(lb) | 7lb~14lb |
カタログスペックだけを見ると、完全にWSC63Mのパワーダウンモデルのように映ります。
ただ、テーパーアクションがミディアムスローとなっているところは大きな違いです。自分も最初ここは戸惑いました。
しかし、実際に使用してみると1本のロッドに両極端の性格があることに気づかされるのです。
WSC62ML使ってみた使用感は?
本当に最初はWSC63Mのパワーダウンモデルだと思って手にしました。
シーズン通して巻物を巻くというタスクをWSC63Mに担ってもらっていたため、自分がジャークベイトとしてよく使う、O.S.Pさんのヴァルナを気持ちよく使えるロッドはどの番手だろうと思い、このWSC62MLにたどり着きました。
早春の亀山ダムなどのワカサギパターンは、ジャークした際の移動距離を抑えたいためです。
これはレジットデザインのHPでも書いてある通り、その特徴はピッタリとハマりましたね!
ただ、完全に個人の使用感の問題なのかもしれませんが、WSC63Mよりもなぜかシャキっとしているんですよね。アクションもミディアムスローの表記にも関わらず、特にベリーに張りを持たせている、そんな感覚のロッドでした。
しかし、このベリーの特徴的な張りこそが、WSC63M以上にマルチタスクを果たすロッドになっていったのです。
▼WSC63Mについてのお話はこちら↓
一体どんなマルチタスクっぷりなのでしょうか?
それは、
ベイトフィネスとジャークベイト、1本で使用可能
これを可能にするロッドがWSC62MLでした。
WSC62MLもロッドへの負荷で性格が変わる
これはWSC63MやWSC64Lの時にも書かせて頂いた、ルアーの重さやリトリーブの時の抵抗で、ロッドへの負荷を、特にベリーに対してどのように負荷を入力するかによって、このロッドも性格が一気に変わります。
本当にレジットデザインのロッドは、ティップ、ベリー、バットに対して明確なタスクを割り振られています。このティップからバットまでの非連続性が、使い手に絶対的なアドバンテージを与え、様々な釣りに対応する懐の深さを実現しています。
このWSC62MLも、これが体現されているロッドです。
ベリーに対して負荷を入力しなければシャキっと、負荷を入力すればたちまちキレイにベントカーブを描き、しっかり曲がり込むレギュラー気味のテーパー。
一体どういうことなのでしょうか?
例えば、
1/2ozのスピナーベイトをキャストする時は、きっちりとベリーまで負荷が入力されることでキレイに曲がります。これはまさにミディアムスローの感覚です。
リトリーブの際のティップからベリーにかけての曲がり方と反発も、使用感としては非常に心地よいです。
次に自分がメインにしているジャークベイト、WSC63Mでも気持ちよくジャーキングできるのですが、少し鋭いジャークになるんですよね。シーズン通してジャークベイトを使用する方はWSC63Mでも全然良いと思います。
自分の場合は早春のワカサギパターンでの使用が多いため、ジャークした際に移動距離を抑えめにしたく、少し遅れてロッドが反発するくらいのロッドが好みです。そうなるとこのWSC62ML一択になります。
カタログ表記にあるミディアムスローの意味が、ここでやっとわかった気がしました。
最後に0.9gのネコリグや1g前後のジグヘッドワッキー、それはもうパワーのあるベイトフィネスロッドそのものなのです。カタログのミディアムスローの表記は一体何だったのか!?と思わされるくらい、明らかにファーストテーパー気味の感覚です。
ベリーへの負荷入力が少なければファースト、ベリーに負荷をかければミディアムスローへ
完全に余談ですが、実はタイラバのロッドはこのように作られていることが多いです。
マダイの小さなアタリを獲るために、バスフィッシングで言うソリッドティップのULくらいのティップを装備しています。
ベリーからバットはパワーを持たせ、負荷をかければかけるほど粘り、スローテーパーのロッドの如く曲がり、マダイ特有の三段引きをいなしてくれます。
話を戻しますね。(笑)
おそらく自分が持っているワイルドサイドの番手で、ロッドへの負荷入力の違いで、一番性格の変わるロッドです。
だからこそ、両極端のジャークベイトとベイトフィネスの両立が可能になります。
これはティップ、ベリー、バットに悲恋側的に明確な役割を持たせ作られているロッドでないと、実現は不可能ですね!
ワイルドサイドの真骨頂が存分に表れているロッドなのではないでしょうか。
▼使用するルアー例はこちら↓
ベイトフィネスに少しパワーを持たせたい
じゃあWSC64Lは手にせずに、WSC62MLだけでいいのか?と言われるとそうではありません。
普通にベイトフィネスに使うのであれば、WSC64Lがベストチョイスであると思います。
ただ、ウェイトを上げたり、使用するルアーがバルキーになった際、WSC64Lだと、どうしてもベリーまで入ってしまうため、思うような操作性を得られない時があります。
ここの記事内でも書かせて頂いたのですが、ジグヘッドワッキーを使用する際に、近年は5.5インチのドライブクローラーをはじめとする5インチ以上のワームを使うことが多く、その際は迷わずWSC62MLを選択しています。
カタログのスペックだけ見て、ミディアムスローのテーパーアクションのみでしかワークしないと考えてしまうと、実はそのポテンシャルを半分捨ててしまうことになってしまいます。
▼使用するルアー例はこちら↓
WSC62MLまとめ
自分は以下の釣りにおいてWSC62MLを選択しています。
- 移動距離を抑えめにしたい時の、早春のジャークベイトによるジャーキング→ステディリトリーブであればWSC63Mに替えます
- WSC64Lでは少しベリーのパワーが物足りない際のベイトフィネス
- 1/2ozまでの巻き抵抗の控えめなスピナーベイト
1本で2役を演じることのできるWSC62ML、ベイトフィネスの次の1本を考えている、レンタルボートスタイルで、どうしてもボートに載せるロッドをこれ以上増やしたくない、そんな方には、一度このWSC62MLを手に取って見てほしいです。
高次元にマルチタスクをこなすロッド、レジットデザインのブランクの作り込みへのこだわり、ワイルドサイドの真骨頂を、是非体感できると思います。
「こんなモデルもおすすめです!こんな使い方もいいよ!」なんていうレジッターの皆様のご意見もお待ちしております。ご意見はTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!
▼他のロッドのことも、こちらにまとめています↓
▼リールやラインなどのセッティングを以下にまとめています↓
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