こんにちは。
フィッシングパーソナリティのKaz(@kaz_sgf)です。
雨の日にゴアテックスのシューズをテストしてルンルンしているように見えますが…
最近、完全に寒暖差について行けずに、風邪を引いて、治ってはぶり返しを繰り返しております…。
歳ってやつなのか…!?
いや、若い時からだから関係ないか…。
そんな自問自答を繰り返す季節がやって来ております。
皆様、体調にはお気をつけ下さい。(お前がな!)
今日は先日の新利根川で開催されたH1GPXでも活躍した、18 バンタムMGLのインプレッションになります。
細かいインプレッションは先人の方々が書いてらっしゃるので、自分の場合はタックルバランスの観点や、バーサタイルオペレーションの観点で書いてみました。
それでは行ってみましょう!
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18 バンタムMGL スペック
品番 | ギア比 | 自重 (g) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ハンドル長 (mm) |
MGL PG | 5.5 | 215 | 59 | 42 |
MGL | 6.2 | 215 | 66 | 42 |
MGL HG | 7.1 | 220 | 76 | 42 |
MGL XG | 8.1 | 225 | 86 | 45 |
- 共通スペック
- スプール(径/幅):34mm/22mm
- 最大ドラグ力:5.0kg
- ナイロン糸巻量:12lb-130m/14lb-110m/16lb-100m
- ベアリング:8個
スペックを見る限りは、糸巻量が多く大して軽くないロープロファイルリールです。(笑)
ただ、シマノさんのHPにもあるとおり、「ロープロファイル&コンパクトでありながら、この剛性感」と謳われている通り、コアソリッドボディから生み出される剛性がキーポイントになっています。
今まで剛性感がほしいという理由から、カルカッタシリーズに代表される削り出しの丸形リールしか選択肢になかったアングラーに取っては、このバンタムMGLの登場は、まさに革命だったのではないでしょうか。
事実、2018年の発売以来かなりの台数が売れたとか。
自分も発表してすぐに飛びつきたい気持ちでいっぱいだったのですが、他の投資との兼ね合いもあり…。(泣)
2019年に入ってからの導入になりました。
そして、ギア比が充実しているというのもスペック上のポイントで、PGからXGまで4種類のギア比が用意されており、自分の釣りのスタイルに合わせて細かくチョイスできるようになっています。
18 バンタムMGL を使ってみた感想
自分がまず手にしたのはローギアであるPGのモデルでした。
ビッグベイトやマグナムクランクをゴリゴリに巻きにいったり、デカハネモノを極力ゆっくり巻くために導入しました。
▼合わせたロッドはLEGITDESIGNのWSC64XH↓
▼ビッグベイトフィネス WSC64XHの決め手になったのはGTロッドコンセプト↓
これは本当に正解でした。
本当はカルカッタコンクエスト101のノーマルギアを導入しようと思っていたのですが、ギル系ビッグベイトのハードジャークの釣りなどにも使いたかったため、使うリールはロープロファイルリールが良かったんですよね。
そしてタックルバランスを考えると軽いリールよりも重たいリールが欲しいなと。
▼タックルの重心を見極める。タックルバランスのお話はコチラ↓
リールの重量を見てみましょう。
カルカッタコンクエスト101 | 215g |
バンタムMGL PG | 215g |
そうなんですよ!
カルカッタコンクエストの100番サイズとバンタムMGL PGってリールの重さが同じなんです。
それでいてロープロファイルであるバンタムMGL。
体積はカルカッタコンクエストよりも小さいため、重心がよりリールに寄ることになります。
これは重たいルアーやロッドを扱う際に、タックルバランスを向上させるキーファクターであると考えています。
そしてシマノさんのキャッチコピーにある、
金属の“塊”でしか得ることのできない、この信頼感。
まさにそれを体現したリールです。(このキャッチコピーカッコいい…w)
実際にこのタックルで、デプスさんのオリジナルサイズのNZクローラーを投げ込んでますが、非常にタックルバランスは良いと思っています。
そしてモヤシッ子で手の小さな自分でも、しっかりとパーミング出来るため、非常にごきげんなビッグベイトタックルに仕上がっています。
18 バンタムMGL はカスタムスプールで化ける
PGで得たフィーリングが非常に気持ちよかったので、続けざまにハイギアモデルであるHGを手に入れます。
これは最初からカスタム前提で考えていました。
テーマは、
ベイトフィネスから撃ちモノマキモノまで1台でこなせるバーサタイルリール
でした。
いろんな方が導入されている、アベイルさんのマイクロキャストスプールとマグネットブレーキを搭載したバーサタイルバンタムMGLです。
自分の場合は2フィンガーで扱うことが多いので、KDWさんのオフセットクラッチも装備しました。(この時点でバンタムMGLがもう1台買える金額になっているのはご愛嬌w)
ここにヨツアミさんのシンキングPEラインであるオードラゴン1.2号を装備します。
PEラインに直結はほぼやらず、釣り方やメインとするルアーによって、リーダーを換えていくスタイルで運用しています。
メインとなるリーダーはフロロ12lbが多いですね!これをだいたい3m〜5mセットして使っています。
正直に言いますね。
このセッティングは試さなければよかったと後悔しかありません。
なぜか。
それほどまでにフィーリングが気持ちよく、ロープロファイルリールをセットしているタックルすべてを、このリールにしたいと思ってしまうのです…。
このバンタム、1台に掛かるお値段がカルカッタコンクエスト並みになるため、なかなかの金額になりますw。(もしかしたら超えてるかもw 細かいことは考えない、むしろ考えたくない…w)
シャッドやネコリグなどの5g前後の軽いルアーをキャストしたときの飛距離の伸びが気持ちがよく、撃ちモノに使う10g〜20g前後のルアーのキャストフィールも本当に気持ちが良いのです。
それでいてバックラッシュはおろか、ラインが浮くようなこともなくトラブル知らず。
H1GPXのプラの時は、LEGITDESIGNはWSC62MLに1/8ozのメタルバイブ(O.S.P オーバーライド)をキャストしていました。
そして同じセッティングで3/8ozのスピナーベイトにシフトチェンジ出来るんですよね。
タックルの重心がリールに寄るので、ロッドのパワーを落としても非常に巻きやすくなります。
そのうえ、ロッドを曲げ込んでキャスト出来るのでキャスト精度も上がるんですよね。
▼備忘録的なH1GPXデコ記録はコチラ…↓
メタルバイブからスピナーベイト
こんなルアーローテーションが同じタックルでオペレーションとして組めるタックルセッティングは、他にはなかなかないなと思います。
これは完全にリールの恩恵を受けたオペレーションなんですよね。
なのでバーサタイルタックルが大好きな自分にとっては、喉から手が出るほど欲しかったフィーリングでありオペレーションでした。
欲を言えば、ロングキャスト時の伸びや、スキッピング時の伸びに関しては物足りなさを感じるところがあります。
これは今度記事にしたいなと考えている19アンタレスに軍配が上がります。
19アンタレスもそれはそれで、一度使うと後悔しかないリールではありますがw。(もちろん良い意味でw)
18 バンタムMGL まとめ
非常にマズいことがありまして…。
この記事を書いている最中に、自分がもう1台欲しくなってしまいましたw。(こっそりとA◯azonのお気に入りリストに入れたのは、読者とKazとの内緒だよっ!w)
こういう良いオトナが、時として痛いオトナ 成り下がるくらい、良いフィーリングを持ったリールですね!(なんのこっちゃいw)
真面目な話、バンタムMGLにはバンタムMGLにしか出せないフィーリングを持っているのは事実で、今までいろんなリールを使って来ましたが、同じような感覚に該当するリールはないように思います。
それくらい個性の光るマシンですね。
だからこそ、賛否両論も多いです。
発表当初から、デリバリー開始直後なんかは、賛否両論で困惑する自分がいたくらいですからねw。
ただ、ギア比の多さやシンプルなUIを持っているので、カスタムのし甲斐もあるリールです。
- 剛性感も欲しいけど、コンパクトさは捨てたくない
- いろんなギア比でラインナップを揃えたい
- リールにタックルの重心を寄せたい
- リールチューニングに興味があるけど素材はどうしよう
こんなアングラーにはオススメしたい1台です!
うーん、あと1台導入したいなぁ…。(笑)
バンタムのここが好き!まだまだ甘いよバンタム愛がさぁ!?こんなセッティングも気持ちいいですよ!みたいなご意見は、ぜひTwitter(@kaz_sgf)まで、ツイートでもDMでも大歓迎です!
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